松本 萌花 さん

Q:インターシップ参加を決意したきっかけは何ですか?

幼い頃から客室乗務員になることが夢で“海外で働く”ことに興味がありました。大学の友人が留学に行っているのを見て、私も海外で学びたいと思うようになりましたが、将来やりたいことが決まっているのだから、海外で英語を学ぶだけではなく、より実践的なプログラムに参加したいと考えました。そこでインターネットで調べていると、このプログラムが出てきて「私がやりたいことはこれだ」と思いました。私の大学での専攻は英語ではなく、自身の英語力に不安はありましたが、この環境に飛び込んでみたいと思い、参加を決意しました。

 

Q:職場での具体的な仕事内容を教えてください。

 シフトは国際線と国内線で時間を分けて組まれます。主な仕事は、お客様からの質問に答えることでした。質問内容は多岐にわたり、チェックインや待ち合わせ場所、レンタカーデスクの場所や空港からシティーまでのアクセス方法、ブリスベンのおすすめの場所はどこかなどを尋ねられることが多かったように感じます。国際線と国内線で受ける質問の内容が違って興味深かったです。お客様から質問されるのを待つのではなく、困っている表情をしている方にはこちらからお声がけすることもとても大切でした。他にも、落とし物の引き取りのお手伝いをしたり、空港内に放置されている荷物がないか確認しながら歩いて回ったり、空港内の雑誌の補充をしたり、さまざまな経験をさせていただきました。

 

Q:インターシップ体験で得たものはどんなことでしたか?

 

  私がこのインターンシップ体験で得たものは「コミュニケーション能力」と「雑談力」です。まず1つ目の「コミュニケーション能力」についてですが、これはお客様との対話を通して向上したと感じます。空港には、さまざまなお客様がいらっしゃいます。英語が全く分からない方や焦っている方などとうまくコミュニケーションを取るのはとても難しかったです。しかし、お客様の話や表情からニーズを正確に把握し、ベストの答えをお伝え出来たときは、本当に嬉しかったです。続いて、2つ目の「雑談力」ですが、これはアンバサダーとの会話を通して身につきました。このインターンシップでは、国際線と国内線で各一回ずつコーヒー休憩の時間があります。この時間はアンバサダーの方々とたくさんお話しできるいい機会でした。またフライト数が少なく、お客様があまりいらっしゃらないときはバディーのアンバサダーに積極的に話しかけるように心がけました。空港でボランティアとして働いている方々なので、航空業界で働いているまたは働いていた方、空港や旅行が大好きな方、人と話すことが大好きな方が多かったです。仲良くなればなるほど、さまざまなことを教えてくださったので、アンバサダーと話す時間はとても楽しく、為になる有意義なものでした。

 

Q:インターシップでの印象的なできごとを教えてください。

 空港では毎日さまざまなことが起こるので、印象に残っている出来事は本当にたくさんあるのですが、特に印象に残っているのは、国際線ターミナルで日本人の急病人の対応に居合わせたことです。彼女は日本からのツアー客で、立ち上がれないほど具合が悪そうでした。しかしツアーガイドの方は、既に国内線に移動した他のツアー客を予定通り乗り換えさせるため、「彼女を残して国内線に移動したい。彼女のそばにいてくれないか」と私に言いました。私がそばにいようとすると、セキュリティの方に「もし彼女が死んだら、あなたは全責任を取れるのか」と止められました。ツアーガイドの方にそのことを伝え、私にできることを考え、私が代わりに国内線ターミナルに行って他のツアー客にこれからの動きを伝えることにしました。私が着いたときには、他のツアー客は既にチェックインを済ませ、自力で搭乗しており、私が伝えにいく必要はなくなっていました。しかし、空港スタッフやツアーガイドの方からは感謝の言葉を多くいただくことができました。この出来事を通して、「自分の仕事」を把握し、自分ができるベストを尽くすことの大切さ、緊急時に冷静になり、必要な情報をしっかり聞き出すことの大切さを学ぶことができました。

Q:今回の経験を就活にどのように活かせそうですか?

 

 今回の経験は就活に大いに活かすことができると思います。実際に空港で働いてみて、自分が空港が大好きなことを再確認できました。お客様とコミュニケーションを取る中で大変なこともありましたが、やりがいや楽しさの方が大きく、私には航空関係の仕事が向いていると感じました。また1ヶ月空港で働く中で一度もやめたいと思わなかったことは自信につながりました。元客室乗務員の方に、客室乗務員になる上で大切なことはなにか聞くと「自分に自信を持つこと」と仰っていて、この経験を通して自分に自信を持てたことは大きな収穫だったのではないかと思います。

Q:ブリスベンでの生活はいかがでしたか?

 

 シフトは平日の7:30-14:00で組まれており、平日14時以降と土日は自由に時間を使うことができました。私はその時間を利用して、ステイ先の近くの空手道場に週二回通ったり、四年前オーストラリアでできた友人に会いに行ったり、現地の語学学校に通う日本人の友人とリゾート地に一泊二日で旅行に行ったり、ホストシスターとマーケットに遊びに行ったり、充実した生活を送ることができました。さまざまなところに出向くと、たくさんの素敵な出会いがあり、コミュニティが広がりました。またこれらはアンバサダーとの話題作りやお客様におすすめスポットをお伝えする際の参考になりました。

Q:今後の展望や将来の夢を教えてください。

 四月から大学三年生になり、就職活動が始まります。私は変わらず客室乗務員になりたいと思っています。今回のインターンシッププログラムに参加して、さらにその想いが強くなりました。面接はコミュニケーション能力を問われていると思います。このプログラムを通して、コミュニケーションを円滑にするのは笑顔で、自分が笑顔でいるためには、余裕が必要で、その余裕を作るのは入念な準備と自分の知識への自信だと考えるようになりました。自信を持って、就活に挑めるようにしっかり準備していきたいです。また空港で働く中で中国語を話せる人材のニーズを非常に感じたので、頑張って勉強したいと思います。

Q:これからインターシップを検討している方々へメッセージをお願いします。

 

 私はこのインターンシップに参加して本当に良かったと思います。英語力に不安があって迷っている方には、是非挑戦してみてほしいです。アンバサダーの方々も空港スタッフの方々もみなさんとても親切で、分からない単語は聞き返せば簡単な単語で説明してくれますし、速すぎて聞き取れなくても、頼めばゆっくり話してくれますし、コミュニケーションで不便に思ったことはほとんどありませんでした。努力すればそれをしっかり見ていてくれて、認めて、ストレートに褒めてくれるため、さらに頑張ろうと思え、大きく成長できる最高の環境でした。